ノーリツのお風呂に関する豆知識

ノーリツには「おふろ王子」と呼ばれる研究者がいます。お湯をつくって60有余年、お湯に関するいろんなことを科学的に分析し、お湯を使う人に役立つ、もっとお湯が好きになる情報を届けています。そんなおふろ王子のおふろに関する豆知識をお伝えします。

おふろ王子の豆知識

気をつけたい「一番ぶろ」のときの温度差

気をつけたい「一番ぶろ」のときの温度差

「一番ぶろ」とは、誰も入っていない沸かし立てのおふろのこと。清潔で湯量も豊富なため「一番ぶろが最高!」という人は多くいるようですが、昔から「老人は一番ぶろに入れるな」と言われるように、「一番ぶろ」には少なからず健康を害する要素があります。そのひとつとして、誰も入っていないおふろは、張りたてのお湯の温度は高いのに浴室は十分に暖まっておらず、その温度差が身体に負担をかけてしまいます(ヒートショックと呼ばれます)。温度差のために血管が収縮したり広がったり。血圧も上がったり下がったりで、とくに高齢者には負担の大きい状況が起こります。これは、浴室暖房やシャワー、ミストなどで浴室を暖めておけば、その負担を軽減できます。ほんの少しの工夫で身体への負担を軽減しながら、リフレッシュ効果たっぷりの一番ぶろを賢く楽しみましょう 。

ぐっすり眠りたい時のおふろの温度は38~40℃

ぐっすり眠りたい時のおふろの温度は38~40℃

人間は体温がスムーズに下がる時に眠気を感じます。ぐっすり眠りたい時は入浴で体温をいったん上げ、体温のピークからの落差を作ることがコツです。身体の中の体温(深部体温と言います)はなかなか下がらないので、寝ようとする時間の1時間半~2時間前には入浴をすませておきます。また、ぐっすり眠るためには副交感神経を優位にする必要があります。熱いふろに浸かると交感神経が刺激されてしまい、身体が目覚めてしまいます。38~40℃のぬるめのお湯に、ゆっくりつかって温まるのが効果的です 。

入浴時のおすすめ水分補給

入浴時のおすすめ水分補給

汗は血液中の水分を利用しています。汗をかいて水分が失われると、血液の濃度が高くなり、いわゆるドロドロ血液を招くので、おふろに入ったら失われた水分を補給することが必要です。飲むタイミングとしては、入浴後がおすすめです。入浴前に水分を摂取するとその分汗をかく量も増えてしまいます。逆に、おふろでしっかり汗をかきたい時は、入浴前の水分補給がおすすめです。飲み物としてはミネラル分を含むスポーツドリンクのようなものがおすすめです。ふろ上がりのビールが楽しみという人も多いことでしょうが、ビールには利尿作用があるため、水分補給にはなりません。「ふろ上がりのビール」を楽しみたいなら、入浴前後に十分に水分を摂っておきましょう 。

肩まで浸かるのは実はNG

肩まで浸かるのは実はNG

子供の頃、おふろに入ると、親から「肩までしっかりと浸かりなさい」と言われませんでしたか?これはしっかり身体を温めて、湯冷めなどさせないようにという親心だったと思います。しかし実はこれ、身体に与える負担が大きく、特に高齢者の方にとっては、とても危険な入浴方法になります。湯船に肩まで浸かると、お腹まわりは3~6cm縮むと言われています。これは水圧によるもの。足元に下がったままの状態の血液やリンパ液を、心臓まで押し戻す補助をしてくれます。ところが、心臓や循環器が弱っている人にとっては負担になります。水圧がかかることで体中から血液が押し戻されてくることで、血圧が上がってしまうのです。また深い湯に浸かりすぎると心臓自体も圧迫されてしまいます。高齢者の方は若い頃に比べて心臓などの機能が衰えていますので、過度な負担は禁物。できればみぞ落ちあたりまで浸かる半身浴を心がけましょう。半身浴で肩が寒い場合には乾いたタオルなどをかけておくと暖かく入浴が楽しめます。

子どもはどうして長くおふろにつかっていられないの?

子どもはどうして長くおふろにつかっていられないの?

子どもは体温が高い上、大人より身体が小さく、表面積に対する体重の比率が大きいため、おふろに入るとお湯で囲まれる面積が大きくなります。にわとりの卵より、うずらの卵のほうが早くゆで卵になるように、小さいもののほうが熱の影響を受けやすいのです。そのため、子どもと大人が同時におふろに入ると、子どもはすぐにゆであがってしまい、大人より早く風呂から上がりたがるのです。熱の影響を受けやすいということは、そのぶん、冷めやすいということ。子どもは大人よりも湯冷めしやすいので、おふろ上がりに寒い部屋で薄着で過ごしたり、冷たい飲み物をがぶ飲みしたりしないよう注意しましょう。また、熱は身体の末端から逃げやすいので、足を冷やさないように靴下を着用したり、濡れた髪をすぐに乾かすこともポイントです。出展元:浴育資料(からだにいいこと)

シャキッ!としたい時は40℃以上の熱めのお湯で!

シャキッ!としたい時は40℃以上の熱めのお湯で!

シャキッとしたい時の入浴は、リラックスとは反対に、「覚醒」をつかさどる交感神経に働きかけることが必要です。おふろの温熱効果は40℃を境目として、40℃を超えると交感神経を優位にし、40℃より低いと副交感神経を優位にします。シャキッとしたい時は、42℃程度の熱めのシャワーを浴びたり、熱めのお湯にサッと入るとよいでしょう。時間帯は休息に向かう夜ではなく、活動に向かう朝がおすすめです。また、朝おふろに入った後、手足に水をかけて末梢の血管を縮めると、湯冷めを防ぎ、体温低下によって眠気が起きるのを防いでくれます。

リラックスしたい時は38 ~ 40℃のぬるめで

リラックスしたい時は38 ~ 40℃のぬるめで

おふろでリラックスするには、副交感神経を優位にし、筋肉の緊張をゆるめることです。それには、「湯温・湯量・入浴時間・室温・姿勢」が重要なポイントになります。湯温は、副交感神経が優位に働く温度帯である38~40℃が最適。腹部や胸部に水圧がかかると身体への負担になるため、くれぐれも首までつかるような深い水位は避けましょう。入浴時間は汗ばむ程度にしましょう。汗をかいてしまうと交感神経が優位になり副交感神経が弱ってしまい、却って身体が緊張します。また、この時、湯温と室温の差が大きいと、心身ともにストレスになります。特に寒い時期は、浴室暖房で温めたり、入浴前にシャワーで浴室を温めておくとよいでしょう。

入浴は食前が理に適っています

「おふろにします?それとも食事にしますか?」昔のホームドラマでは、帰宅したお父さんにこんな風に聞くお母さんがよく登場しました。健康のことを考えれば、「おふろが先、食事が後。または、食事が先なら、1~2時間後におふろ」が正しい順序です。食事をすると、食後すぐは食べたものを消化・吸収するため、活発に働く胃腸に血液が集まります。この状態で入浴すると、血液が皮膚の表面に移行してしまうため、消化・吸収が不十分になってしまうからです。 また、入浴によって水圧がかかると、ウエストは3~6センチ程度も縮んでしまうと言われています。これが食後なら、お腹がいっぱいの時にベルト穴をゆるめるどころか、コルセットで締め付けるのと同じことになるので、胃腸には大きな負担がかかってしまいます。食後すぐの入浴は控えるようにしましょう。やっぱり食事はさっぱりしたおふろ上がりがいいですね 。

高齢者の方の入浴には細心の注意を!

高齢者の方の入浴には細心の注意を

入浴中の死亡事故は年間約19,000 件も発生していて、その数は交通事故死の3 倍以上にもなります。多くは冬に発生し、亡くなる方の約9 割は65 歳以上です。高齢者の方は温度変化に対して感覚が鈍くなっているため、脱衣所や浴室の寒さ、お湯の熱さになかなか気づくことができません。一方、身体は生体反応として、室温が低ければ皮膚表面の血管を収縮させます。湯温が熱ければ、更に皮膚表面の血管が収縮し、気づかないうちに血圧の急上昇を招き、心臓に負担をかけてしまうのです。(ヒートショックと呼ばれます)

対策としては、
①脱衣所や浴室を暖めておき、寒いところから急に熱いお湯に入ることを防ぐ。
②湯の温度は41℃以下にして、42℃以上の高温浴は避ける。
③浴槽に入る前にはかけ湯をして、湯温に体を慣らしてから入る。その時、かけ湯はみぞおちから下までにしておく。
④水圧の影響を軽減するため、湯量はみぞおちのあたりまでの半身浴にする。
⑤入浴時間は額が汗ばむぐらいまでとし、長湯は避ける。
⑥ おふろから上がるときは急に立ち上がらず、浴槽に腰をかけてからゆっくりと立ち上がる。手の先などに水をかけてから上がると立ちくらみを和らげます。
⑦ 入浴後は水分を十分に補給するなどが有効です。出来ればミネラル分を含むスポーツドリンクのようなものがおすすめです。
長寿の源・おふろをいつまでも楽しむために、ぜひ心がけましょう。
※参考:平成26 年交通事故死者数は5717 名(平成26 年人口動態調査(厚生労働省)より)

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