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都市ガス・プロパンガスの種類について

ガスの種類ガスと一口にいってもいろいろな種類があり、家庭用として使われているガスには、都市ガスとプロパンガスがあります。
ガス器具はガスの種類に応じたものが用意されているので、お客さまがご利用になるガスにマッチしたものをご提供する必要があります。
ガス器具とガス種が適合していないと、異常に燃焼して事故(火災、不完全燃焼、不点火など)の恐れがあるからです。

《ガス給湯器を交換する際は、必ずガス種をご確認ください。》

都市ガス

都市ガスの種類と成分

都市ガスは、製造所等で作られたガスを導管でお客様へお届けするタイプのもので、原料や製造方法の違いによって、7つのガスグループに分類されます。
お客様のほとんどは主成分がメタン(CH4)の天然ガスや液化天然ガス(LNG:Liquefi ed Natural Gas)を原料として製造される13A、12A と呼ばれる種類の都市ガスをお使いになっています。
また、その他の種類の都市ガスについては、今後13A あるいは12A に変更される予定です。
お客様がどのような種類の都市ガスをご使用になっているか、普段から最寄の都市ガス会社などに問い合わせ、把握しておくことが重要です。
なお、都市ガスを供給する事業は、ガス事業法という法律によって規制を受けています。

表:都市ガスの種類

※1 : 6A だけが空気より重い。

※2 : P13A とは、プロパンガスと空気を混合して、13A 相当の発熱量にしたガスです。一部商品では赤火が強くなったりするので、P13A 用の専用商品をつくることがあります。型式末尾に-(G) を付けて、13A仕様と区分しているのもあります。

・低熱量ガス(低カロリーガス)においては、IGF21計画ということで、高熱量ガスへの転換が進められています。

・2010年3月末で高カロリー需要家約2870万件、低カロリーガス約6千件で、残り低カロリーガスは6Aと5A、5AN のみになっています。

・2010年度末には高カロリー化がほぼ終了する予定です。

プロパンガス

プロパンガスの種類と成分

プロパンガス一般にプロパンガスと総称されているものは、LPG(Liquefi edPetrolem Gas: 液化石油ガス)のことでLPガスとも書き表しています。
プロパンガスとブタンガスを主成分とする、炭素と水素の化合物です。いずれも石油を精製する過程や石油の採掘時の随伴ガスとして発生します。
プロパンガスは家庭用や商業用の熱源として、ブタンガスは、主として工業用やタクシー等の燃料として、主にボンベに充填されて利用されています。
プロパンガスは、ボンベの中では加圧されて液化した状態になっています。
LPガスは、圧力を加え冷却すると簡単に液体になります。液体になると体積が気体の時の約250分の1に縮小し、小さな容器で大きなエネルギーを運べる特長があります。

家庭用等に用いられているのは、液化石油ガス法で定められている「い号LPガス」で、このガスにはプロパ(C3H8)・プロピレン(C3H6)の含有量が80%以上含まれています。

プロパンのボンベ(容器)の代表的なものは、家庭用では10kg型・20kg型・50kg型の3種類があります。

プロパンガスの取扱いは、液化石油ガス法(液石法とも略しますが、正式には「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」という。)や高圧ガス保安法によって規制されています。

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